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公開日 2023.08.25 更新日 2024.01.15

テナントと店舗の違いは?それぞれのメリット・デメリットも解説

「テナントと店舗の違いとは」
「テナントと路面店の違いとは」
「それぞれのメリット・デメリットは?」
似て非なるテナントと店舗、それらには明確な違いがあります。

 

本記事では、その違いや、テナント・店舗・路面店のメリットとデメリットについても解説していきます。経営者の方は必見です。

テナントと店舗はなにが違うのか

まずは早速、テナントと店舗の違いから解説していきます。

テナントとは

テナントとは、不動産オーナー(貸し手)から店舗やオフィスなどを借りる人(借り手)のことを指します。一般的には、商業施設やオフィスビルに入っている店舗や事業所がテナントとなります。

 

関連記事:テナントの探し方について解説

店舗とは

店舗とは、商品やサービスを提供するための建物や場所のことを指します。
商業施設、百貨店、専門店、飲食店など様々な種類が存在し、場所や特徴に応じて多様な形態があります。

 

関連記事:店舗物件の探し方!事前の準備と注意点を解説

テナントと店舗の違い

テナントは建物や場所を借りる立場の人や企業を指し、店舗は商品やサービスを提供するための場所を指します。
テナントが店舗を借りることがあるため、混同されることもあります。

テナントと路面店

テナントと路面店の違いについても見ていきましょう。

テナント出店

テナント出店とは、不動産所有者が所有する建物や商業施設の一部を、賃貸契約によりテナントに貸し出すことで、テナントが商品やサービスを提供する店舗を開くことを意味します。

路面店への出店

路面店への出店とは、歩行者や車両の通行路に面した店舗に出店することを指します。
一般的に、歩行者や車両の通行量が多い場所に出店することで、集客効果が大きくなります。

テナント出店と路面店の違い

テナント出店はオフィスビルや商業施設内など建物内に、路面店は歩行者や車両の通行路に面した店舗に出店することを指します。

 

建物内に出店するためテナント出店は人の流れがあまりなく、一方路面店は歩行者や車両の通行量が多い場所を選びます。

テナント出店のメリット・デメリット

テナント出店のメリットは主に以下の4つ。

  • 広告費抑制
  • 集客力がある
  • 運営本部のサポートが得られる
  • コスト削減が可能

逆にデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 営業自由度が低い
  • 出店のハードルが高い
  • 競合店が多い

ここから、それぞれさらに詳しく解説していきます。

 

メリット①広告費抑制

テナントとして大型商業施設に出店することで、その施設自体が大々的な広告展開をしている場合も多く、テナント側での広告費を抑制することができます。

 

メリット②集客力がある

大型商業施設に出店することで多くの消費者の目に触れるため、比較的短期間で集客力が高まり、顧客層も幅広くなる可能性があります。

 

メリット③運営本部のサポートが得られる

大型商業施設の運営本部は、テナントに対して物流支援や広告展開、イベントの共同企画などのサポートを提供するため、テナント自身で取り組む必要のある業務を削減できます。

 

メリット④コスト削減が可能

大型商業施設に入居することで、テナント側での人件費や物流費用の削減が可能になります。
また、共同での広告や商品仕入れなどの共同調達も実現し、コスト削減につながります。

 

デメリット①営業自由度が低い

大型商業施設のテナント出店には、運営本部の規定や契約上の制限があるため、営業自由度が低く、店舗の運営方針や商品・サービスの提供方法、価格展開などが制限される場合があります。

 

デメリット②出店のハードルが高い

大型商業施設へのテナント出店には、高額な初期投資や長期的な契約、競争力のある出店計画など、多くのハードルが存在します。
そのため、中小企業や個人商店などには出店の難易度が高いといえます。

 

デメリット③競合店が多い

大型商業施設には多数のテナントが入店するため、同じ業種の店舗が多数存在し、競合が激化します。
顧客を獲得するために、他店との差別化が必要です。

路面店のメリット・デメリット

路面店のメリットは主に以下の2つ。

  • 自由度が高い
  • 顧客が入りやすい

逆にデメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

  • 集客は自力
  • 賃料が高い
  • 物件が出にくい

ここから、それぞれさらに詳しく解説していきます。

 

メリット①自由度が高い

路面店は、オーナーが自由に店舗運営を行えるため、商品やサービス、営業時間、キャンペーンなど、自由度が高く柔軟な対応が可能です。
また、周辺の地域や環境にあわせた独自の戦略が考えられるため、アイデア次第で成功する可能性が高いです。

 

メリット②顧客が入りやすい

路面店は、通行人の目に触れやすく、アクセスが容易であるため、顧客の来店誘致がしやすく、また店舗の知名度向上にもつながります。

 

デメリット①集客は自力

路面店は商業施設よりも少ない集客力しかないため、広告宣伝やマーケティングに多額の費用がかかる場合があり、集客のために自力で取り組まなければならないというデメリットがあります。

 

デメリット②賃料が高い

路面店は、商業施設と比較して賃料が高いため、家賃負担が大きくなる場合があります。
また、駅前や繁華街などの好立地にある場合は、賃料がさらに高くなり、経営の立て直しが難しいケースもあります。

 

デメリット③物件が出にくい

路面店は、好立地や集客効果があるため、物件が出にくいことがあります。
また、競合店が多く同業種が集中している場所は物件の入手が難しいことも。
そのため、探す手間や物件契約の条件などのハードルが大きい場合があります。

テナントと店舗の違いは人か物か

テナントと店舗は似たような意味合いを持った言葉ですが、テナントは建物内で物販やサービスを行う企業や個人を指し、店舗は商業施設や路面店での店舗営業を指します。

 

テナントは家賃を払っている場合が多く、店舗は自己負担で店舗内装などを施工することが多いのも特徴です。

 

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