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公開日 2023.09.28 更新日 2024.01.17

テナントにはどのような業種がある? 物件選びのポイントも紹介

テナントには、さまざまな業種のものがあります。 

 

そもそもテナントとはどういったものなのでしょうか。また、テナントは店舗だけでなくオフィスとしての利用も可能なのでしょうか。 

 

そこで本記事では、テナントの業種や特徴について、物件選びのポイントや空中店舗について紹介します。ぜひ、物件選びの参考にしてください

テナントの概要

テナントとは、「借り手」「借用人」「賃借人」という意味があります。つまり、ショッピングモールやオフィスビルにある「テナント募集」とは「借りてくれる人を募集」という意味を指します。 

 

テナントというと店舗のイメージを持っている人は少なくありません。しかし、専門用語としては借り手を指す言葉なので、場所を指す言葉ではないのです。 

 

テナントは借り手を指す言葉ということを考えると、オフィスとしての利用はもちろん可能です。ただし注意が必要なのは、ビルのオーナーがそのスペースをどのような利用目的で募集しているのかどうかという点です。 

 

ビルオーナーがそのスペースをオフィスまたは店舗のどちらでも利用できるように提供している場合には問題ありません。しかし、ビルオーナーは特定の利用目的に絞ってテナントを募集しているかもしれません。 

 

なお、店舗しか利用できないかなと思っていても、相談してみたらオフィスでの利用も許可されるケースもあります。そのため、事前にビルオーナーに確認してみることが大切です。 

 

関連記事:テナントのオーナーとは何か、オーナーになる方法とともに解説

テナントの業種や形態の種類

テナントには、以下のようなさまざまな業種や種類があります。

  • 飲食業
  • 物販業
  • オフィス
  • サロン・ジム
  • クリニック

それぞれの業種について確認していきましょう。

飲食業

飲食店には「重飲食」(本格的な調理を伴う)と「軽飲食可」(飲み物を中心とした軽食の提供が可能な場合)があります。そのため飲食店を開業する際、希望している物件が飲食店の営業ができるかどうか確認する必要があります。 

物販業

物販業には、ビルの中に店舗が入っている「ビルイン型」や道路沿いにある「路面店」。そしてショッピングモールのような建物の中にある「商業施設」や交通量が多い道路沿いにある大きな店舗「ローサイド」などがあります。 

オフィス

オフィス物件では、多くの来訪者を想定していない物件です。取引先が打ち合わせをしたり商談をしたりすることはありますが、商取引することはありません。ですが、不動産会社のように、事務所でもあり顧客と商取引をするオフィス物件もあります。

サロン・ジム

サロンでは、複数の機器を運用するための必要な電力供給や、排水設備などを確認することが必要です。またサロンの場合、利用者は女性が多いことから、人通りがあり明るい場所にあると安心して利用ができます。 

 

なおジムの場合、専用機材や、重く背が高いマシンを設置します。そのため、荷重に耐えられる物件であることが必須項目となるでしょう。 

クリニック

クリニックはアクセスがしやすく、患者のプライバシーや安全性を確保する必要があります。なお、医療用のテナントでない場合は、医療施設に対応した要件を満たしているのかどうかの確認が必要です。 

テナントビルの選び方のポイント

テナントビルの選び方は業種によって異なります。例えば、飲食店が多いテナントビルであれば、集客効果や回遊率向上が見込まれます。 

 

また、美容サロンやクリニックのような、静かなプライベート空間のような環境が求められている場合は、周囲の騒音や飲食店のにおいなどに配慮する必要があるでしょう。 

 

このように、テナントは業種や仕事の性質によって適切に選ぶ必要があります。 

テナント賃料の相場

テナント賃料の相場は、場所や広さによって異なります。

 

場所や業種が決定したら、Webサイトの不動産情報サイトで検索したり、賃貸情報誌で調べたりするなどして相場を確認してみましょう。

 

関連記事:テナントの家賃・賃料の決まり方や相場を解説

テナントにおける空中店舗とは

空中店舗とは、ビルの2階以上に位置する店舗を指します。通行者の多い駅の周辺や繁華街のビルで見られます。空中店舗は、外部からの視線や騒音を気にせず、比較的プライベートな環境を提供しやすいのが特徴的です。 

 

ただし、顧客が空中店舗にアクセスするには、階段、エスカレーター、エレベーターなどを利用して上階に移動する必要があります。店舗の存在を気づかれにくいことから、集客には工夫が必要です。 

空中店舗のメリット

空中店舗には以下のようなメリットがあります。

 

賃料が抑えられる

 

空中店舗は賃料が抑えられることがメリットのひとつです。通りに面していないため、一般的に路面店舗に比べて空中店舗は視認性が低いとされ、賃料が低く設定されることが多いようです。したがって、同じ建物内にある路面店舗に比べて、月々の賃料が抑えられるということです。 

 

プライバシーが確保される

 

空中店舗の視認性が低いことを活かすことで、お客様のプライバシーを確保することができます。また、内装デザインではよりプライバシーを守ることができれば、顧客より信頼される店舗となり収入の安定化に繋がるでしょう。 

 

物件を探しやすい

 

空中店舗のメリットは、空き物件を見つけやすいことです。空中店舗に適した業種や業態は限られているため、路面店舗に比べると需要が低い傾向があります。そのため、理想的な間取りや立地条件の空き物件を見つけやすいといえるでしょう。 

 

景色を楽しめる

 

また景色を楽しめるのも、空中店舗の魅力のひとつです。空中店舗は2階以上に位置するため、高階層になるほど素晴らしい景色を楽しむことができます。例えば、高層階のレストランやバーでは、夜景を楽しみながら飲食を楽しめるなど特別な体験が提供可能となります。 

空中店舗のデリット

一方で、空中店舗には留意すべきデメリットもあります。 

 

集客が難しい

空中店舗のデメリットとして、集客が難しい点があげられます。路面店舗とは異なり、通行者や車の運転手が店舗内の様子を確認することができないため、店舗の存在が気づかれにくいといえます。 

 

エレベーターがないと不便

空中店舗の場合、エレベーターがないと不便です。ビルの上階になればなるほど、移動に労力がかかります。特に新規の顧客の場合、階段を上がる必要があると入店をためらう可能性もあるでしょう。 

 

集客をしやすくするためには、エレベーターやエスカレーターが設置されているビルの空中店舗を選ぶことが重要なポイントです。

空中店舗に向いているテナントの特徴

空中店舗は「他人の視線を気にせずに利用したい」という業種やビジネスに適しています。その理由として、空中店舗は2階以上にあり道路に面しておらず、外部からの視線が制限されているためです。 

 

そのため、医療クリニックや美容サロン(例:脱毛サロンやエステサロン)、フィットネスジム(例:パーソナルジムやヨガスタジオ)などが、空中店舗に向いている業種といえます。 

 

一方で、飲食店や小売店が新たな顧客を集めたい場合は、空中店舗での営業は向いていません。空中店舗は、通行人やドライバーに店舗の存在をアピールすることが難しいためです。 

 

しかし、隠れ家的なバーやレストランなどの場合、看板やSNSWeb集客などを利用して集客すると良いでしょう。 

業種にあったテナントを見つけましょう!

今回は、テナントの業種や特徴について、物件選びのポイントや空中店舗について紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。 

 

テナントは、店舗だけでなくオフィスやサロンやジム、クリニックなどさまざまな業種で利用が可能です。物件を探す際、業種にあったテナントを選ぶことが大切です。 

 

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