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公開日 2023.11.27 更新日 2024.01.18

賃貸テナントのエアコンが故障した際の費用の負担はどうなる?

「賃貸テナントのエアコンが故障した際の費用の負担は?」
「賃貸テナントのエアコンが故障した際の対処法が知りたい」
「そもそも賃貸テナントのエアコンは誰のもの?」

 

賃貸テナントでは、賃貸テナントならではの悩みや疑問を抱えている方が多数います。

 

本記事では、そんな方々に向けて、賃貸テナントのエアコンについて解説していきます。

 

銀座で店舗物件やテナント物件を探している方、企業の担当者や代表者の方は、ぜひ最後までご覧ください。

そもそも賃貸テナントのエアコンは誰のもの?

賃貸テナントのエアコンには、2つの種類があります。

 

それが、家主が所有している「設備」と、前の入居者が残した「残置物」です。
エアコンのクリーニングや修理などを業者に依頼する際、負担する費用はこれらの要素によって異なります。

 

もしエアコンが「設備」であり、定期的なメンテナンスや故障修理が必要であれば、家主がこれらの費用を負担することが一般的です。

 

しかし、エアコンが「残置物」であれば、入居者が使用する際のメンテナンスや修理費用は入居者自身が負担することとなります。

 

契約時に、エアコンの所有権や負担する費用について明確に合意することが重要です。

 

関連記事:テナント契約での形態と入退去時の注意ポイント5つ

賃貸テナントのエアコンが故障した際の費用の負担

次に、賃貸テナントのエアコンが故障した際の費用の負担について、以下の5つの観点から紐解いていきましょう。

  • エアコンが設備の場合
  • エアコンが残置物の場合
  • 借主が故意または不注意でエアコンを壊した場合
  • 借主が勝手にエアコンを修理した場合
  • 借主がエアコンの故障を悪化させてしまった場合

それぞれ解説していきます。

エアコンが設備の場合

賃貸テナントのエアコンが「設備」である場合、故障修理などの費用は通常、家主が負担します

 

ただし、故障が入居者の使用方法や保守不足などに起因する場合、修理費用の一部や全額を入居者が負担する可能性があります。

 

契約時にはエアコンの故障修理に関しての具体的な取り決めや費用負担について明確に記載されていることが重要です。

エアコンが残置物の場合

賃貸テナントのエアコンが「残置物」である場合、故障修理などの費用は通常、入居者が負担します

 

入居者はエアコンの使用やメンテナンスに責任を持ち、故障時の修理費用や交換費用を自身で負担することとなります。

 

契約時にはエアコンの状態や費用負担に関して明確な取り決めが必要であり、入居前にエアコンの動作状態を確認し、問題があれば家主と調整することが重要です。

借主が故意または不注意でエアコンを壊した場合

借主が故意または不注意でエアコンを壊した場合、修理費用は通常、借主が負担します

 

借主は契約上の注意義務を負い、エアコンの正常な使用と保守に努める必要があります。

 

故障が借主の責任によるものであれば、修理費用や交換費用は借主が支払うこととなります。

 

契約時には明確な取り決めが必要であり、借主はエアコンの取り扱いに十分な注意を払うべきです。

借主が勝手にエアコンを修理した場合

借主が勝手にエアコンを修理した場合、修理費用は通常、借主が負担します

 

借主は家主の許可なく修理を行うことはできず、修理に関しては家主に連絡し、指示を仰ぐ必要があります。

 

勝手に修理を行った場合、借主は費用を自己負担することが求められるケースが多いです。

 

契約時には修理に関する明確な取り決めが必要であり、借主は修理に関しては家主の判断を尊重する必要があります。

借主がエアコンの故障を悪化させてしまった場合

借主がエアコンの故障を悪化させてしまった場合、修理費用は通常、借主が負担します

 

借主は故障が発生した際に早急に家主に報告し、指示を仰ぐ必要があります。

 

借主が適切な対処を怠った結果、故障が悪化した場合は、修理費用や交換費用を借主が自己負担することが求められます。

 

借主は契約上の注意義務を果たし、エアコンの正常な使用と保守を心掛ける必要があります。

賃貸テナントのエアコンが故障した際の対処法

最後に、賃貸テナントのエアコンが故障した際の対処法について見ていきましょう。

 

基本的には、以下のいずれかを選択することになります。

  • エアコンの使用年数を確認する
  • 設備か残置物かを明確にしておく

それぞれ確認してください。

方法①エアコンの使用年数を確認する

賃貸テナントのエアコンが故障した際、エアコンの使用年数を確認することが重要です。

 

エアコンは使用年数が経つと寿命が近づき、故障しやすくなるためです。

 

まず、エアコンの機種名や製造番号を確認し、メーカーのホームページや取扱説明書をチェックすることで、製造年月や保証期間、推奨使用年数を把握できます。

 

また、エアコンの実際の使用状況に注目することも大切です。

 

連続稼働や頻繁な使用、メンテナンス不足などは寿命の短縮要因となります。

 

故障したエアコンが寿命を超えている場合、家主に対して新たなエアコンの提案を行うことができるかもしれません。

 

ただし、適切な判断をするためには専門家の助言を仰ぐことが重要です。

方法②設備か残置物かを明確にしておく

賃貸テナントのエアコンが故障した場合、対処法のひとつは設備か残置物かを明確にしておくことです。

 

まず、エアコンが賃貸物件の「設備」に含まれているかを確認します。

 

もしエアコンが設備に含まれている場合は、修理や交換は家主の責任となります。

 

しかし、エアコンが「残置物」として賃貸物件に貸し出されたものであれば、修理や交換は借主の責任となる可能性があります。

 

そのため、トラブル発生前に賃貸契約書や取り決めを確認し、エアコンが設備か残置物かを明確にしておくことが重要です。

 

もし賃貸契約書に明記されていない場合は、家主と相談し、調整を行いましょう。

 

関連記事:テナントのオーナーとは何か、オーナーになる方法とともに解説

賃貸テナントのエアコンが故障した際の費用の負担は故障の理由によって変わる

賃貸テナントのエアコンが故障した場合、費用の負担は故障の理由によって変わることがあります。
たとえば、借主が故意または不注意でエアコンを壊した場合は、その修理費用は借主の負担とされることが一般的です。

 

また、借主が勝手にエアコンを修理した場合も、修理費用は借主が負担することがあります。

 

さらに、借主がエアコンの故障を悪化させてしまった場合も、修理費用は借主の責任となることがあります。

 

これらの場合は、故障の原因が借主によるものであるため、借主が負担することが一般的です。

 

しかし、故障の原因が借主によらない場合や、明確な責任が判断できない場合は、物件の所有者である家主が費用の負担をすることが一般的です。

 

不安な際は、契約時にしっかり確認しておきましょう。

 

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